marihasami's blog

maruihasami’s blog

児童発達支援センターで、つくって遊ぶ教室の1日。

脱線しちゃいけないの?

午前

二回折ると正方形になる紙の輪を用意して、好きなところをはさみで切り込みを入れる切り紙の作品をつくり、その作品を壁から壁へ渡した紐に掛けてみんなで眺める。

出だしはお勉強風に切り紙の作り方をやりはじめたもののすぐに脱線。走り回る子供をどうしたものかと眺めていると、「さっきの」やると紙を持って戻ってくる。

お昼ご飯を食べながら、すぐ横の席にすわった子が食事の途中で席に立ち上がって後ろの子に話しかけたので、私が「よく脱線するね。」というと、こちらを振り向き「脱線しちゃいけないの?」という返事に思わず顔を覗き込む。

午後

新聞紙を繋いでおおきなカーペット状のものを4枚床に広げ、1枚壁にかけておく。

子供たちが入ってくると、すぐに床の新聞紙に乗り動き回って、程なくバラバラになる。壁の1枚(畳ほどのサイズ)を外してスタッフが高く持ち上げて日除けのようにすると、その下に子供たちが集まってくる。紙のシートを動かせば、子供達も一緒に移動する。一人が飛びついて新聞紙は小さいシートに分けられる。そこからは、各自が紙をヒラヒラかざしながら走りわる。

ひとしきり走り回ったあと、細かくなった紙片を見て、ボールを作ろうと声をかけると、皆んなで手を出してテープを貼ってゆく。全部の紙を集めてみるとバランスボールぐらの大きさになる。

ボールは思いのほか柔らかい。誰かがけりはじめたので、サッカーしようという事になる。軽く汗を掻くほど遊んで時間になった。

ところ変われば

ところで、上の文面から明らかなように午前中作ったものを午後体育館に持ち込むことはなかった。

スタジオで制作したものは、スタジオのスケールにあっているし、体育館であそぶには体育館のスケールにあったものがよいと思うのだが、その辺の最適な解は今後回を重ねる中で見つかるに違いない。